メンタリングを通じた応募者の成長やビジネスプランの変化に対してより強く焦点を当てた「ベンチャーメンタリングプログラム」のエントリー受付を開始しました
ビジネスプランをブラッシュアップしたい、ビジネスプランを作成したい起業家のみなさまのご応募をお待ちしています
特定非営利活動法人日本MITベンチャーフォーラムは「ベンチャーとイノベーションの創出支援」をミッションとして、創立以来毎年ビジネスプランコンテストを開催し、応募者へのメンタリングサービスを実施して参りました。
2020年までは、応募者のビジネスプランをコンテスト形式で評価してきましたが、第23回目となる今年も昨年に続きベンチャーメンタリングプログラム(VMP)として、メンタリングを通じた応募者の成長やビジネスプランの変化に対してより強く焦点を当てたプログラムとしています。
各産業分野の専門知識や事業実績等をもつMIT-VFJメンターが、約3ヶ月のメンタリングを担い、徹底した助言により、市場に対するビジネスモデルの分析から、時には事業コンセプトそのものの見直しまでもサポートします。応募者には、ビジネスプランを十分にブラッシュアップしたうえで最終発表会に臨んでいただきます。
2023年は参加者や関係者同士の交流のために、合宿・中間発表会をオフラインにて開催いたします。また、最終発表会はオンラインとオフラインのハイブリッドで開催いたします。
イノベーティブなテクノロジーやビジネスモデルを有するベンチャーであれば、個人起業家、スタートアップ、企業内ベンチャー、大学発ベンチャー等のご応募を、起業準備段階のものも含めて幅広く受け付けます。
日本の未来、世界の将来を担う起業家のご応募を、心よりお待ちしています。
日本MITベンチャーフォーラム理事長會田隆太郎
※MIT-VFJのメンター陣(写真はメンターの一部)
■募集対象者と応募条件
■募集対象者
- すでに起業済みまたは起業準備中であり、その事業について最終の意思決定を行える個人。
- ※ 中小企業の後継者、企業内の新規ビジネスプロジェクトの応募も受け付けますが 応募事業に関する最終意思決定者が応募し全日程に自ら参加すること、 企業の代表権を有しない方は所属企業が応募・参加を承認していること、が必要です。
※ 日本国外からの応募、日本語以外に英語による応募も受け付けます。
※ 過去の本プログラムに応募歴がある方、他コンテストの応募者・受賞者も受け付けます。
■応募条件
応募は、以下の条件を満たしている必要があります。
- 事業の前提となるコア技術やビジネスモデルが、イノベーティブで成立可能性が高いこと。
- ※ シードステージ、アーリーステージの方々が主な対象です。
※ コア技術またはプロトタイプなどがあり、実証性の審査ができること。
※ アイデアや構想だけという場合は審査対象となりません。 - 応募者が、応募した事業を起業家として実行し事業化する意志を持っていること。
- ※ 実施する意志がないビジネスプランや、事務局がビジネスプランコンテスト荒らしと 判断したものの応募は受け付けません。
- 応募者が、2次審査、メンタリング、中間発表会、最終発表会に積極的に参加できること。
- ※ 特にメンタリングへの積極的参加は必須です。
※ 期間中は2週間に1回程度のメンタリング会議が実施されます。(スケジュールの項目も要参照) - 最終発表会のプレゼンテーションを記録、公開(インターネット等)しても構わないこと。
- ※ 発表言語は、日本語または英語に限ります。
- この募集要綱に記載の「スケジュール」、「応募者の承諾事項」を承諾していること。
■VMPの特徴
- ファイナリスト候補者 (2 次審査通過者 には、最終発表会までの約 3 か月間、経験豊富なメンター陣によるメンタリングを受けていただきます。
- メンタリングを通じて、ビジネスプランやプレゼンテーションスキルをブラッシュアップしていただきます。
- 最終発表会では、経験豊富なコメンテーターから、ビジネスプランや 3 ヶ月間の成果についてフィードバックを受けられます。
- ファイナリストには、 MIT 卒業生や過去のファイナリスト等が参加するベンチャーエコシステムにアクセスする道が開かれます。
■書類審査とプレゼン審査の審査基準
■ファイナリスト候補者(2次審査通過者)は、下記の審査基準に基づいて決定します。
- イノベーション性 : サービスや製品は、革新性ある技術もしくはビジネスモデルを基調としているか 社会にポジティブなインパクトを与える可能性があるか
- 実現可能性 : 持続的な事業として実現するもの、あるいは実現可能なものであるか
- グローバル性 : 国内のみならず、アジアや世界に向けて貢献する可能性があるか
- リーダーシップ : 事業代表者は、十分なコミュニケーション力やプレゼンテーション力があるか
■応募要領
下記の①か②いずれかを選択しそれぞれの応募方法に従って応募してください。
【応募方法① ビジネスプランをブラッシュアップしたい対象者向け 】
- 対象者すでにビジネスプランがあり、ビジネスプランをブラッシュアップしたい者
- 応募提出書類エグゼクティブサマリー、およびビジネスプランの2点(PDFファイル)
- 提出する「ビジネスプラン」には、以下の各項目(記載必須項目)を必ず記載すること
また、末尾記載の「参考:ビジネスプラン作成のポイント」等を参照し、必要十分な内容とすること- (1)事業タイトル、
- (2)応募者名、及び連絡先、
- (3)事業概要、
- (4)マーケティング戦略
- (5)コアコンピタンス・保有技術、
- (6)競合優位性・新規性、
- (7)経営体制(応募者・チームの経歴)
- (8)売上・収益計画(5か年)
【応募方法② ビジネスプランを作成したい対象者向け 】
- 対象者今回の応募により未完成のビジネスプランを完成させたい者で、かつ、イノベーティブな技術またはビジネスモデルを有し、それをもってビジネスとして社会や産業に普及したいとの強い意志を持つ者
- 応募提出書類エグゼクティブサマリー、および提案書の2点(PDFファイル)
- 提出する「提案書」には、以下の各項目(記載必須項目)を必ず記載すること
-
(1)事業タイトル
-
(2)応募者名、及び連絡先
-
(3)イノベーティブな技術またはビジネスモデルの概要
(審査基準であるイノベーション性と実現可能性を明確に説明する内容であること) -
(4a)イノベーティブな技術を有する提案の場合
当該技術により実現した機能・性能の具体的説明(写真や動画の添付も可能) -
(4b)イノベーティブなビジネスモデルを有する提案の場合
商品・サービスの「プロトタイプ」の実物の具体的説明(写真や動画の添付も可能) -
(5)産業・社会にもたらされるインパクト
(顧客にとってのベネフィット、社会的ニーズの大きさ、そのニーズは切実かつ重要なものか
誰にとってどのような良いことがあるのか、誰がどのように困っていることを解決するのかの説明) -
(6)事業の推進体制(応募者・チームの経歴)
-
■応募方法①と ② に共通する事項
▸応募のデータ形式、書式、記載方法等
データ形式 | PDF(Portable Document Format)形式のみでしか受け付けない(動画データを除く) ※ ビジネスプラン作成コースで動画を使用する場合は、映像時間を3分以内とすること 動画データはメール添付にて送付せず、ネット上での共有手段等で応募すること |
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書式 | A4用紙にプリントした際に判読できる文字サイズとすること |
言語 | 日本語または英語を使用すること |
記載分量 | エグゼクティブサマリーは、1ページ(約1,200字、タイトル・応募者名の記載必須) ビジネスプランまたは提案書は、文書形式の場合6~12頁程度、スライド形式の場合10~20頁程度 |
参考 | 本募集要項巻末の「ビジネスプラン作成のポイント」総務省「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」 http://www.soumu.go.jp/main_content/000170365.pdf |
▸応募送付先、連絡相談先、その他
この資料の内容は変更する可能性があるため、随時ウェブサイトhttps://www.mit-vf.jp を確認のこと
応募書類は、期日(7月31日 までに下記事務局へメール送付すること(郵送やFAXでの応募は不可)
応募後に事務局から受領の連絡がない場合等の連絡・相談も、下記事務局にて受け付ける
MIT-VFJ VMP23 事務局 vmp@mit-vf.jp
■スケジュール
- ■7月31日(月) 応募締切
- ■8月6日(日) 1次審査結果通知(2次審査への通過者選出)
- 各応募者に審査結果を通知します(落選者には「審査者コメント」を通知します)。
通過者には、個別面談と2次審査会と出席案内を通知します。
以下、1次審査通過者のみ、参加必須
- ■8月20日(日) 13時~16時(終了予定) 2次審査会(プレゼンテーション審査会)
- 1次審査通過者は、オンライン上でプレゼンテーションと質疑応答を行います。
当日中に2次審査結果を通知します。
以下、2次審査通過者(ファイナリスト候補者)のみ、定例セミナーを除き参加必須
- ■ 8月27日(日) 13時~16時 オリエンテーション、第1回メンタリング
- 今後の進め方を説明します。その後、各チームで個別にメンタリングを開始します。
以降、各チームで個別に2週間に1回程度のメンタリングを実施します。 - ■9月中 MIT-VFJ定例セミナー連動メンタリング (可能な限り参加)
- 首都圏近郊にて合宿形式でのメンタリングと交流会、および中間発表会を行います。本フォーラムの関係者との交流やチームを超えた議論を行います。
- ■9月30日(土)14時~10月1日(日)13 時(予定) 合宿・中間発表会 ※オフライン開催
- メンタリングを踏まえてブラッシュアップしたビジネスプランを発表します。
本フォーラムのメンターやファイナリスト候補者と相互フィードバックを行います。 - ■10月~11月中 MI- VFJ定例セミナー連動メンタリング(可能な限り参加)
- 本フォーラムの定例セミナーと連動したメンタリングの機会を設ける予定です。
- ■12月2日(土) 13時~20時(終了予定) 最終発表会※ハイブリッド開催
- 首都圏近郊にて、最終的発表会を開催します。ファイナリスト候補者はビジネスプランを発表します。経験豊富なコメンテーターから、ビジネスプランや約3ヶ月間の成果についてフィードバックを受けられます。ファイナリスト候補者は、オフライン会場にてご参加いただきます。最終発表会で発表したファイナリスト候補者は、MIT VFJ ファイナリストとして認定され、 MIT 卒業生や過去のファイナリスト等が参加するベンチャーエコシステムにアクセスする道が開かれます。また、協賛企業による企業賞も授与予定です。
【スケジュールに関する重要事項】
- 合宿・中間発表会を除き、原則として上記のプログラムはオンラインにて実施します。
- 最終発表会はオフラインとオンラインのハイブリッドにて開催します。
- 運営内容等の変更時は、本フォーラムウェブサイト(https://www.mit-vf.jp ) にて通知します。
■これまでのVMPファイナリストのアンケートからの声
- メンター自身の知見と意見に加え、業界に精通する方々をご紹介いただくことで、外から見た業界と中から見た業界にギャップがあることに気がつき、プランを考え直すきっかけを持つことができた。
- 事業課題について、今まで私自身が認識していなかった本当の課題を見つけることができた。そのおかげで、解決策までの導入がわかりやすくなりました。
- 事業の発展性について、今までなかなか考えてこれなかったところでしたが、それがメンタリング期間で具体的になりました。またそのためのビジネス参入の根拠づけもはっきりさせることができました。
- 投資家にとって重要な情報を選び、不要な情報を削除するために、多くの議論をしてくれた。メンターだけではカバーできない業界の専門家の方々とお話しさせてくれた。
- 現状の技術を用いた収益モデルについてブラッシュアップしていただき、完成度を高めてくれた。事業の組み立て方について、総合的にメンタリングをしてくれた。
- 企業価値評価についてレクチャーしていただき、DCFに基づく正味現在価値の見積もりを作成できた。
- アプローチすべき企業の詳細なリストを提供していただき、今後の活動に非常に役立つと感じている。
■スポンサー(敬称略、順不同)
- 一般社団法人ベンチャーエンタープライズセンターVEC
- 株式会社インフォマティクス(長島賞100万円)
- 株式会社トーラス(トーラス賞)
- 株式会社スパーテル(てまり賞)
- 株式会社ペチュラAK(未来のフツウをツクルで賞)
- 佐々・藤盛特許事務所(佐々・藤盛賞)
- その他
■後援(敬称略、順不同)
- ベンチャー学会
- 日本MIT会
- 日本MITスローン日本同窓会
- 日本スタンフォード協会
- その他
【日本MITベンチャーフォーラム】
日本MITベンチャーフォーラム(MIT-VFJ)は、日本MIT会の下部組織であり、MIT(米国マサチューセッツ工科大学)卒業生と有志らが1999年に前身となる組織を立ち上げ、その後特定非営利活動法人となりました。
ハイテク企業その他で活躍するプロボノ(ボランティア)たちの集団として「ベンチャーとイノベーションの創出支援」をミッションに、過去19年間毎年欠かさずビジネスプランコンテストを開催してきました。
コンテスト開催のほか、起業や地域振興等を図る月例セミナーの開催、大学・自治体・金融機関・諸団体への専門家(起業支援メンター/アドバイザー/審査員等)の派遣などにより、起業家・支援者コミュニティのネットワーク化を推進しています。
■応募要項ダウンロード
https://www.mit-vf.jp/wp-content/uploads/2023/06/MIT-VFJ-VMP23.pdf